2021年のソーイングをまとめて振り返る《総集編》

まとめ
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ノルブリンカのモンペパンツ《2回目》……1月

2021年1月にミシンの練習を始めた。

まず最初に縫ったのは綿ローンのもんぺパンツだ。
手縫いではこれまでに何枚も縫っている。

ミシンで菱形のクロッチを縫うのは難しかった。ズレないようにしつけを掛けた方がいいと母からアドバイスされた。

ガーゼのぬいしろが重なって厚みが出た部分を縫おうとしたらボキッと針が折れた。
針穴に糸が通っているから飛んでいったりしないとは言え……こわっ……!
家庭用ミシンの貫通力不足を感じた瞬間だ。

以後は無理せず、厚いところは手縫いで仕上げた。

ウールのセミタイトスカート《2着目》……1月

リックラックのセミタイトスカート2着目。

初めてミシンでウールを縫った。
このときは絹糸を使用したが、母に訊いたら「いつもスパン糸で縫ってる」と言うので以後は私も普通糸を使うようになった。

フラノは風合いがよく、縫いやすい生地だ。裁ち目はきりっぱなしでもほつれにくい。縫い目もふっくらして粗が目立たず、初心者向きだと思う。

三つ折りにした裾に、写真の通りアタリが出ている(=アイロンの跡が見える)のが気になり、後でほどいてやり直した。
以後、スカートの裾は裁ち目をかがってから二つ折りで薄く仕上げている

ペチコート(型紙なし)……1月

ウールのスカートに合わせて、ペチコートを作った。
オカダヤのワゴンセールで買った夏用のベンベルグを使用し、作り方はネットで調べた。

案外うまくできたが、夏物ならではの滑りの悪さが気になり、シルクのペチコート(後述)を作って現在はそちらを愛用している。

ネルのパジャマセット……2月

このとき買ったコットンフランネルはやけに安かった。初売りセールだったのかな?(現在は完売)
リックラックの型紙を自分でアレンジし、オープンカラーに仕立てたパジャマだ。

裁断ミスでパンツのぬいしろが不足し、洗濯したら手縫いで折り伏せにしたところがボロボロほどけてきた。大失敗だ。
失敗の原因を考えてみると、裁断する際にネルの厚みで「ずれ」が生じたこと。カッターで大きめに切るつもりが、手元がそれて、内側を切っていたなど。
ずれやすい生地は、型紙の縁の部分に多めにマチ針を打つとずれが防止できると思う。

フランネルは端がほつれやすく、またチェックの中でもさらにややこしい「タータンチェック」ということもあり、柄合わせ・縫製に大変苦労した。

ジョビー
ジョビー

当分、チェックは縫いたくな〜い。

シルクのペチコート(型紙なし)……1月

『ソーイング・ビー』をヒントに、シルクのスカーフをリメイクしてペチコートを縫った。
シルクは初挑戦。つるつると逃げやすく、ミシンでまっすぐに縫うのが難しかった。

さすがに着心地が良く、お気に入りの1枚になった。また、手頃な素材を見つけたら縫いたい。

総レースの2重仕立てブラウス・半袖……2月

練習作品として作ったもの。
布帛の袖をアレンジして総レースにしている。

総レースの2重仕立てブラウス・長袖《2着目》……2月

わざわざ事前に練習までした甲斐あって、出来が良く、愛用している一品だ。

袖をスカラップにするつもりだったのに、用尺の計算をまちがえて三つ折りになった。

自宅で水洗いしたらレースが縮んでちりめんみたいにシワが寄ったが、アイロンのスチームをあててハンガーに吊るしておいたら、重さで伸びて次第に目立たなくなった。以後、ラッセルレースはドライクリーニング必須と心得た。

ニットのウエストゴムスカート……2月

家庭用ミシンでニットが縫えるか挑戦した意欲作。

型紙は、お気に入りのスカートを分解してトレースしたものだ。


オリジナルと瓜二つのスカートができた。ウエストゴムで着心地がよく、年中愛用している。

ジョビー
ジョビー

太ると、ウエストゴム&ストレッチがラクだと気づいてしまった今日この頃。

この形は来年また作りたい。

オープンカラーシャツ・長袖……3月

こちらは会心の出来で、実家に着て行ったら父母から「いいシャツを着てるね」と口々に褒められた。
柄(リバティプリント)を引き立てる良い型紙を選んだと思う。

丈はちょっと短めだ。パンツに合わせるなら、もう少し丈は長めでも良かった。

コットン100パーセントのセミタイトスカート《3着目》……4月

長戸商店で買ったコットン綾織。風合いのいい生地だが……

スカートにコットン100パーセントなんて選んだ私がバカだった。半日着ただけでしわくちゃになり、お蔵入りした。

サマーウールのセミタイトスカート《4着目》……4月

メーカー直販で買ったDOMINXのサマーウール。上質だが、織の性質上糸引きしやすく、初級者には難しい生地だった。
ダーツのやり直しで何度も糸引きしそうになり、ヒヤッとした。

ダーツ、ファスナー付け、ボタンホール。どれを取っても出来が悪いが、着ているとそんなに気にならない。
とにかく生地が上質で軽やか。夏に涼しくお気に入りの1着になった。

オープンカラーシャツ・袖なし《2着目》……11月

3月に作ったのと同じ型紙で作ったシャツだ。

七分袖を自己流でノースリーブに変更しようとしてドツボにはまった。
袖があることを前提に、肩から胸にかけてゆったりした作りになっているため、単に袖をなくしただけでは生地がダブついて不格好だ。
アームホールを大きく広げて、なんとか補正を試みたが、出来には満足していない。

このブラウスは、先日実家の母に見せてアドバイスをもらった。後日、さらに手を加えるつもりだ。

ポリエステル混のセミタイトスカート《5着目》……11月

4月にコットン100パーセントの生地で失敗したため、次はポリエステルが3パーセント入っている生地で作り直したが、大きな差はなかった。
もっと多めに、3割ぐらいポリが入っていた方がよいと思う。

ジョビー
ジョビー

一体、何度同じあやまちを繰り返したら気が済むのか……

これまでに5着も作ったお気に入りの型紙だが、コットンで作ったものはほぼお蔵だ。
気が向いたら、懲りずにまた作るかも?

起毛リネンのペプラムブラウス……11月

『誌上パターン塾』を見ながら、初めて自分で型紙を引いて作ったブラウス。
思い通りのペプラムができて感激した
ただし、身頃はもっとスリムな形の方が好きだ。

来年の夏にもう一度作りたい。今度は事前に試作して、シルエットを確認してから作ることにする。

サマーウールのドレスパンツ……12月

金子俊雄先生の型紙で作った本格的なメンズパンツ。ウエストは3cm広げた。

パンツは縫う距離が長く、家庭用ミシンで裁ち目かがりをしたら、あっという間に糸が尽きて驚いた。裁断下手で裁ち目もガタガタだし……ロックミシンが欲しい!と切実に感じた作品だ。

「家庭用ミシンでもここまで縫える」とわかり満足したが、やはり全体的にパワー不足は否めない。
2022年は職業用ミシンの購入を検討している。

part1《準備編》から読みたい人はこちら

反省点

2021年は自分の技量に対してあまりに難しいことをやろうとして、壁にぶち当たり、悩んだ。
気持ちが萎えて途中で作業を止めるくらいなら、もう少し簡単なレベルから徐々にステップアップしていく方がよいと思う。

リバティプリント、レースやリネンなど、初心者のくせに高級な生地を仕立てることが多かった。生地に投資するのはむだではないし勉強になったが、それにしても普段着より出番が少ないおしゃれ着の方が多かった。

来年はもう少し、普段着として気軽にたくさん着られてジャブジャブ洗濯できる素材を上手に選びたい。

良かった点

1年で15着を作り、多くのことに挑戦できたのは良かった。

ミシンを使うようになったのも、大きな一歩だ。
年間を通じて見れば、少しずつだが着実に成長している。

  • 家庭用ミシンの扱いに慣れた。
  • ロックミシンの講習会に行き、使い方を覚えた。
  • はじめての生地をたくさん縫った。(ウール、シルク、ラッセルレース、フランネルなど)
  • 特に、ウールに親しんだ。ものによっては縫いやすいものもあるし、洗濯も意外と簡単だ。
  • スカートの裏地付けに挑戦した。
  • 『誌上パターン塾』を見ながら簡単な製図に挑戦した。
  • 刺繍の練習を始めた。
  • 工程の多いドレスパンツを最後まで仕上げた。
  • ブログに入れる図解を自分でデジタル描画できるようになった。

2022年の目標・やりたいことリスト

  • 普段着として気軽に着られて、じゃぶじゃぶ洗濯できる丈夫な服を多く作りたい。
  • 金子俊雄先生のパターンにもっと挑戦したい。
  • 『月居良子のシャツ&ブラウス』からまだ1つも作っていないので、なにか作りたい。
  • チェック&ストライプで買い物したい。
  • 母の援助でロックミシンを購入した。(2021年)→ミシン2台を並べてもびくともしないように、テーブル周りを整えて作業しやすい空間にしたい。
  • ロックミシンに親しみ、ニットを縫ってみたい。
  • 家族のものを縫いたい。
  • 苦手のダーツとコバステッチがうまく縫えるようになりたい。
  • 刺繍の練習を続けて、習得した技術をソーイングや補修に生かしたい。

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