秋にワンピースを縫った残りの生地(フラノ)でスカートを縫った。
この型紙、コットンの生地で一度試作したが失敗し、母から酷評されたものだ。
出来栄えや、いかに!
ミシンと手縫いを併用で
ミシンの扱いに自信がない。
細かく縫った方がいいと思うところはミシンで、他は手縫いで処理することにした。
ミシン縫いするのは、
- ダーツ
- 裁ち目かがり
- ボタン穴
- タブの周りのステッチ
手持ちの色糸を使用し、本体を縫う前にはぎれで練習した。
使用した糸
糸はブラザーが推奨する通り、絹ミシン糸50番、針は11番を使用した。
メーカーの勧めに従えば、スイスイ縫えるのかと思ったらそうでもなかった。
同じ生地でワンピースを縫った際は、スパン手縫い糸を使用した。力がかかる部分が後から切れてほどけ、なみぬいでは少し弱いのかなーと感じた。
この経験を踏まえて、手縫いの部分にはまつり用の絹糸を使用した。この糸は太いが、スルスル通っていき、絡まりにくかった。さすがは絹。表面が滑らかなのだ。
裁ち目かがり
私のミシンでは、裁ち目かがりは薄地用と厚地用、2種類から選べる。厚地用は目の大きさを変えて2種類試した。
写真を母に見せると「直接見てないからわからないけど、厚地用でいいと思う」と言われ、今回は厚地用2.0mmで縫うことにした。
初めと終わりの止め縫いは、何度もやろうとすると糸が絡んでおかしくなった。止め縫いは、一度だけするのが決まりのようだ。
難しかったところ
ダーツ
ダーツをまっすぐ縫うのに苦労した。何度かやり直した後、しつけをかけて縫うと、ずれずに縫えた。
ダーツは、先端まできっちり縫いあげるのがコツだ。
何度も縫い直すうちに当初の印が消えてしまい、目測でやったら、左右で少し長さがちがったみたいだ。次回からダーツの先端はしつけ糸で印をつけ、縫う前後で長さを測ってチェックしたい。
工夫したところ
タブ
前回の失敗をふまえ、変な隙間ができないようにタブを縦に1cm長くした。
生地が柔らかいので、タブに接着芯を貼り補強した。
私のミシンでは「押さえ」の高さは調節が効かないようだ。フラノは厚みで言えば「普通地」だが、折り目が重なる部分は「押さえ」の高さを超えてしまい、縫いにくかった。
厚い部分は無理せず、手縫いで仕上げても良さそうだ。
ボタン穴
最後の最後、ボタンホールで失敗しないように何度も練習をしてから挑んだ。
ウールは厚く、布を送っていくときに斜めに引っぱられてずれやすい。スピードを「ゆっくり」に合わせ、進んでいく方向をよく見て、ずれないように誘導するとまっすぐに縫うことができた。
ウール縫いは難易度高し
直線縫いでは布がつれそうになるのを引っ張りながら縫った。そもそも、糸調子がうまくいっていない。また、手で布送りを補助するのが難しかった。
母に言わせると「ウールは厚いから、マチ針で押さえただけだとずれちゃって縫えないでしょ。今の人はどうやるか知らないけど、私がならったのは古いやり方だから、全部しつけを掛けて縫うよ」
えええーーーー! それは知らなかった。慣れている母でもしつけを掛けるなら、私はなおさらやらないと。次回ウールを縫うときは丁寧にしつけしよう。
できあがり
1回目と比べ、段違いにうまくできた。
型紙はリックラックで購入した「セミタイトスカート」だ。
【チャレンジ】No.30 セミタイトスカート | 生地と型紙のお店 Rick Rack
こちらは、本来は膝下で少し広がる形だ。
私は長いスカートを好まないので膝丈ジャストに補正した。シルエットも変わってしまったが、この方が私にはしっくりくる。
チャームポイントは、トライバル調の模様が入ったボタン。
冬服は地味コーデになりやすいので、ボタンでちょっと遊んでみた。
着用した感想
このスカートは通勤時に愛用している。自分仕様でぴったり合わせたスカートの着心地は快適だ。
『生地のオガワ』で購入したフラノは、霜降りの色目が美しく上品な風合い。
ウールはシワが付きにくいところもすごくいい! 座りっぱなしでもコットンと比べシワがつきにくいし、シワができても取れやすい。
服部晋先生がおっしゃるには、ウールは1日着たら3日休ませるといいそうだ。
裾は三つ折りではなく、端をかがって二つ折りにすれば良かった。三つ折りだと裾に余計なふくらみができるのが気になる。
ここは、後でやり直すかも?
裏地はないので、シルクで作ったペチコートを下に穿いている。
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