私のリバティノート 2023

生地・素材
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職業ミシン導入のきっかけの一つはリバティだった。
以前使っていたミシンでは糸調子が取れず、どうしても上手に縫えなかったので。

それなのに、私としたことが……しばらくリバティプリントを縫っていないことに気づいた。

今年は縫うぞ!と決意して買い集めた。

この記事では私が最近買い求めたリバティ・コレクションを紹介する。

2023AW A LIBERTY ODYSSEY(ア・リバティ・オデッセイ)

2023年秋冬シーズナル・コレクション『ア・リバティ・オデッセイ』では古代ギリシャ・ローマの神話を題材にしている。石の彫刻を描いた写実的な柄、神々をシンボリックに表現した幾何学模様など超個性的な柄が多く、見ているだけでワクワクした。

リバティ・ジャパンのサイトを見る限り……187柄もあるの!?

飽きずにながめて3柄4色を注文した。(一部在庫切れあり)

リバティプリントショップ・メルシーでまとめて見る→2023年AW『ア・リバティ・オデッセイ』

アレキサンダー・マーブル

母なる大地 “ガイア”を讃えるように、たくさんの花々が細い鉛筆の線で描かれたこのデザイン。ソフトハッチングは、古代の芸術家が神話を描くために使用した大理石の彫刻の色調を再現しています。仕上げに水彩絵の具で柔らかさと繊細な色彩を添えています。

リバティ・ジャパン公式サイト 商品説明より 2023年7月引用

ボタニカル・アートが好きで、まず目を留めた。花柄というよりレリーフを紋様にしたような柄だ。
グレーで描いた柄にグリーンやブラウンで影を付けている。

こういう繊細な柄、大好きだけど、どう使うのがいいかな。考え中。


ゼファー

アーティスト、エカテリーナ・パニカノヴァが手がけたもうひとつのデザイン「ゼファー」は、バロック彫刻の複雑な美しさへのオマージュです。金属に針を刺すような繊細なタッチを、現代のマーカーで模倣して制作されました。ギリシャ神話に登場する西風の神ゼファーが、頬を膨らませながら空になびく雲を吹き出す様子を表現しています。

リバティ・ジャパン公式サイト 商品説明より 2023年7月引用

初見では驚き、「きもちわるっ」と感じたが、見慣れるとだんだんおかしみを感じるようになった。
ユーモラスな絵柄が気に入り、2色も買ってしまった。ブルーは夏物のブラウス、グレーはシャツに仕立てるつもりだ。


ちなみにエカテリーナ・パニカノヴァのデザインは他に、彫刻の破片を散りばめた『アーキオロジー』とローマ神話における海神をモチーフにした『ネプチューンズ・キングダム』がある。

ミノーズ・メイズ

ミノタウロスを倒したテセウスが迷宮からの脱出を助けたアリアドネの物語に着想を得た、小さな幾何学的デザインです。M.C.エッシャーの有名な不可能建築にちなんで、物理的に不可能な領域が隠された迷路を鉛筆で立体的に描き、建築的なドローイングのような仕上がりにしました。

リバティ・ジャパン公式サイト 商品説明より 2023年7月引用

ミノタウロスの神話といえば、なじみ深い。またこの逸話を知らない人にとっても、迷路の柄として十分意味は通じるだろう。

同じ柄の拡大版で、バイアス方向に配置してもっとコントラストを強めた『ミノーズ・ラビリンス』もあるが、今回はパートナーに着せる前提で、彼に合いそうな『ミノーズ・メイズ』を選んだ。
現物を見ないで買ったので、想像した以上に柄が細かく、ゴチャゴチャしそうだ。使い方をよく考えて、もしかしたら部分使いにするかも……。



ピーコック柄

ピーコックス・オブ・グランサム・ホール

映画俳優、プロデューサーのジョン・マルコヴィッチ自らが描いたもの。ある映画の衣装合わせの際に見つけた端切れの柄を参考にしたデザインで、グランサム・ホールはケント州にある英国式のマナー・ハウス。芝生に座るクジャク柄は、当時トリ柄がトレンドだったことを示している。2015年の柄。

『リバティプリントデザイン図鑑』酒井惠美・著(グラフィック社)2018年より

『リバティプリントデザイン図鑑』で出会って、ひとめぼれした柄。現在も人気があるようであちこちの会社から別注色が出ている。

この色はチビチビキッチンで購入した。ブラウスにするつもりだったが、使い方をよく考えてみる。


シーザー

孔雀は昔から富と美、再生の象徴であり、唯美主義のシンボルであった。「ピーコック・フェザー」にインスパイアされ、2005年にリバティ・スタジオにて制作、2007年発表。

『リバティプリントデザイン図鑑』酒井惠美・著(グラフィック社)2018年より

元となった『ピーコック・フェザー(ヘラ)』は1887年アーサー・シルバーがデザインし、1975年リバティ100周年で復刻された。『リバティプリントデザイン図鑑』の一番最初に掲載されている古典的な柄だ。

リバティには孔雀をモチーフにした柄が多い。豪華さと繊細な羽根の表現がブランドのスピリットにマッチするのだろう。私の好みからすれば写実的すぎるものより、このぐらいデフォルメされた柄のほうが好きだ。
ワゴンセールで見かけて買っておいたものだが、このほど、ぴったりの用途が見つかって良かった。

終わりに

一度にこんなにたくさん買い込んだのは初めてだ。散財だし、これから忙しくなりそう。

なんとなくだが、春夏より秋冬柄のほうがシックで好きなものが見つけられそうな気がする。来年からは楽天ポイントを一年分溜めて、7月になったら新柄をチェックして購買するのがいいかもしれない。

なお、ここに紹介した柄を仕立てたら、記事内に追記して紹介する。

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