メンズシャツ縫いの修行は続く【オールシーズンのメンズ服】金子俊雄

トップス
この記事は約4分で読めます。

前回と同じ型紙でパートナーのためにシャツを縫った。

型紙

前回、大きいサイズを元にして肩のサイズを直した。丈や袖の長さも大きいサイズは長いため調整している。

今回、新たになで肩補正を5mm。
袖は本人の腕の長さに合わせたら、「つり革につかまるときに少し足りない」と言われたので、2cmゆとりを持たせた。

生地

鎌倉スワニーで播州織のコットンを購入した。

「シルキーソフト加工」を施され、シルクのような光沢としなやかさを持つ。
薄手で、ローンよりはハリがあって縫いやすいというが……正直、私には手に余る生地だった。

こんな柔らかい生地でメンズシャツのようにかっちりしたアイテムを仕立てるのは難しい。
シャツにはもっと硬くてハリのある生地の方が縫いやすく、ステッチも入れやすいだろう。
涼を求めるならリネン、サッカー、リップルとか……硬さとハリを保ちつつ、涼しい生地を探すべきだ。

ジョビー
ジョビー

なんでこんないい生地がアウトレットになるのか疑問だったけど……

もしかして、シワになりやすいからかも。

生地の色合わせ、糸との色合わせが難しい

リバティのCapelを合わせるつもりだったが、実際に合わせてみると、コレジャナイ感……

リバティのCapel

色の合いそうなヒマワリ柄(Small sus)を合わせてみても、うーん。エレガントすぎる。
没!!

リバティのSmall sus

彼にはエレガントな花柄は似合わないことがわかった。抽象柄だとか幾何学模様とか、もっと、シンボリックな柄の方が似合う。

そんなこともあろうかと色違いで買った同じ生地(色名:シルバーネイビー)を合わせてみたら、こちらの方が断然よかった。

手持ちのグレーの糸で襟を縫ったらステッチが目立って、カジュアルな印象に……。

かと言って、スワニー推奨の糸に変え、カフスを縫ってみたが、そこまで印象は変わらなかった。

グレーはドンピシャで合わせるのが難しい色だ。シャンブレー調の生地だから、なおさらかも。

シャンブレーとは、たて糸に色糸、よこ糸に白色のさらし糸を使った平織物のこと。色糸と白糸が組み合わさることで霜降り効果が生まれる。近年は生産効率上、たてにさらし糸、よこに色糸を使われることが多い。(参考:『服地の基本がわかるテキスタイル事典』)

縫製

肩のぬいしろにロックミシンをかけるとき、うっかり袖を切ってしまった。
ショック!!
裁断からやり直した。

ロックを掛けるときは余計なところを切らないよう要注意だ。
私みたいな粗忽者は、こういう大きめのカーブではしつけをしてからロックする方が無難だろう。

肩の周りに5mmのステッチを入れたら「ナワ」になった。
「ナワ」というのは仕上げのステッチの中で生地がよじれて斜めに線が入ることだ。

いったんほどいて、自分なりに対策をしてみたが大きな変化なし。(ぬいしろに薄手の伸び止めテープを貼る。縫い合わせの糸を太いものから60番に変更。ステッチの糸調子をゆるめるなど……)

結局ステッチを5mm→1mmに変更。「ナワ」にはなるがこの方が目立たない。

もしかすると、こんな薄い生地は90番の糸を使うべきだったのかも……。
また左手を押さえ金の向こうに、右手(利き手)を手前にセットして、生地を少し引っ張りながら縫うべきだった。
この生地はまだたくさんあるので、試行錯誤して腕を磨きたい。

完成

  • 生地: 鎌倉スワニー・アウトレット 播州織の細番手やわらかコットンLucia(ダークネイビー) 110cm×2.5m
  • 材料費: 1,265円
  • 型紙: 金子俊雄『オールシーズンのメンズ服』よりスタンドカラーシャツ
  • 製作日数: 6日 裁断1h20m、縫製13.5h
  • 完成: 2022年6月13日

ツヤのあるシルキー加工生地で、なかなか素敵なシャツができた。
アウトレットだからお値段は格安。ただし、技術の未熟さゆえに膨大な時間がかかっている。

なお、この生地には余談がある。
色違いのシルバーグレーに今度こそCapelを合わせようとして途中まで縫ったのに、完成間近でめげてしまい結局没にした。

理由は……

  • 薄地でうまく縫えない上に、グレーのステッチが悪目立ちして粗が目立つ。
  • やっぱりCapelが合わない。
  • 本人が気に入っていない。「安っぽい」と言われた。
  • 袖付けの裏表をまちがえてしまい、裁断からやり直し。←決定打

こんなドレッシーな生地でシャツを縫うには、まだまだ縫製技術が足りないようだ。
シャツ縫いの修行は続く!

次回の課題:

  • 首周りの補正。わずかに首周りを広げて、ゆとりを持たせる。
  • 襟の内側が波打っているのが気になる。接着芯を検討しなおす。
  • 美しいステッチ。2mmでも5mmでも。

カテゴリー

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました