友人のためにカシュクールブラウスを縫った【きれいな服】香田あおい

トップス
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友人・Kさんの誕生日に合わせてブラウスを仕立てる企画。今年は3年目となった。

  • 生地: ファブファブリック コットンブロード(ライトグレー×ストライプ)
  • 型紙: 香田あおい『きれいな服』Lesson2基本形のアレンジ
  • 制作日数: 3日間 縫製9h40m
  • 完成: 2024年4月18日

型紙

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香田あおい『きれいな服』より、Lesson2基本形のカシュクールブラウスをアレンジした。

元々の寸法は下記の通り。

  • 前身頃42.4cm:後ろスカート73.3cm……0.72倍ギャザー
  • 後ろ身頃27.2cm:後ろスカート45.8cm ……0.66倍ギャザー

仮縫いして試着してもらったら「ギャザーが多いかも?」という感想で少し減らすことにした。

もとのギャザー:0.7倍→アレンジ後:0.5倍に変更。

ギャザーの分量が落ち着いて、ウエストの下のスカートがすとんと落ちる形になった。このほうが大人っぽい。

ギャザーの計算方法は『誌上パターン塾 vol.1』p102を参考にした。
『誌上パターン塾』によると、0.7倍は多からず少なからず中庸。0.4倍がギャザーを入れるデザインとして最小の分量と書かれている。

縫製

今回の生地はアイロンが効きにくく苦労した。形状記憶みたいにハリがあり、アイロン後はすぐに縫わないと元に戻ってしまう。
特に、一番目立つ胸元は縄になってほしくないところだ。しつけをして、ぴったり押さえてから縫った。

すいすい縫えて終わりに近づき「調子がいいな」と思っていたところで凡ミス。
前身頃をロックミシンで縫いこみ、ざっくり切ってしまった。(あるあるすぎる悲しいミス!)

ジョビー
ジョビー

うそでしょ! もう生地がないのに……

生地を買って一からやり直そうかと思ったが……。
これ以上、Kさんにばっちり合いそうな生地を、あと数日で探すなんて無理だ。

よく考えて、はぎれを横地に取ってぎりぎりで裁断した。
そのため、前身頃だけが横縞になっているが、かえってアクセントになっていいんじゃないかな?

うまいことリカバリーできた。

写真撮るの忘れちゃったんだけど、内側のひも2本と見返しは、以前仕立てたブラウスの余り布(変わりストライプ)を使用している。

感想

Kさんは袖を通すなり「すごく着やすいね!」キモノスリーブがお気に召したようだ。
なで肩だったり、スポーツで肩の筋肉が発達した人には着やすい形じゃないかと思う。二の腕も心配だったので、5mm外側を縫ってゆるくしておいた。

着付けのポイントとしては、ひもを絞りすぎず、ゆとりをもって結ぶこと。裾線が水平に来るように肩の位置も合わせると美しく着られる。

このデザイン「素敵だな」と思って仮縫いをはおってみたりしたが、どうにも似合わないし、パートナーからも「変だね。作務衣みたい」と言われた。雰囲気が合わず浮いてしまうのだ。

自分が似合わない服でも、着こなしてくださる方がいてくれるおかげで、ギャザーも何度も縫わせてもらい、以前より上達したと思う。
来年はどんなのを提案しようかな?

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