手縫いでルーズフィットパンツを縫った【fab-fabric】

パンツ
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初心者が手縫いで服を作るシリーズ第3弾。

使わなくなったリネンのシーツで、パンツを縫った。
最初に縫ったパジャマパンツより複雑で、完成までに十数時間を要したが、なんとかできた!

fab-fabricの作例集をみて…

fab-fabricは福岡にあるお店だ。布地やオリジナル型紙の販売の他にソーイングの指導も行っている。ホームページの作例集には素敵なものが多く、そのうちの一つ、同じ型紙で布地を変えてパンツを3本作り紹介したページに目が止まった。

FAB #113 布地を変えてルーズフィットパンツ3本 – fab-fabric sewing studio | 布地のオンライン通販とソーイングスクール

  • コットンナイロンのパリッとした感じ。
  • コットンチノの気取らない軽やかさ。
  • 洗いざらしのリネンの穏やかな雰囲気。

それぞれ生地の個性が出ていて、おもしろい!

3つめの作例を見て、これなら手持ちの材料で作れそうだと考えた。
まだ大判のリネンのシーツが、たっぷり余っている。
少しぐらい失敗したとしてもワンマイルウェアとして着る分には差し支えないだろう。

型紙の準備

fab-fabricでは、大きな紙に印刷済みの型紙を販売している。

fab-fabric sewing studio | 布地のオンライン通販とソーイングスクール

また、一部の型紙はホームページで無料公開している。私はここからダウンロードしてA4用紙に印刷し、自分で切り貼りして型紙を作った。
(カッター、カッターマット、テープのり、または両面テープが必要。)

この作業、地味にめんどくさいし時間がかかる。なにより、全然楽しくない!

型紙を貼り合わせたところ

今回は練習と思って試してみたが、プリント済みを購入する方が時間が短縮できるし、切り貼りによるズレが生じる心配もない。

型紙にはぬいしろが1cmついている。私は手縫いするため、ぬいしろを1.5cmに伸ばした。

また、型紙では9分丈の裾を少しだけ伸ばしてフルレングスに調整している。

材料

  • fab-fabricの型紙
  • 生地(不要になったリネンのシーツを再利用)
  • 別布(自分でアレンジして裾に見返しを付けた)
  • 手縫い糸
  • バイアステープ・白 幅1.2cm【ダイソー】
  • 接着芯 少々
  • ライクラ織ゴム【ダイソー】

メインの生地が再利用素材のため、今回も低予算でできた。
表から見えない部分は100均で買った資材を利用している。

作り方

  1. まず型紙を準備する。
  2. シーツの中央の薄くなっている部分を避けて、生地を裁った。
  3. 接着芯を手順書通りに貼った。
  4. 前ポケットを作り、前パンツにタックを取る。(アレンジ:ポケットは中表に縫った後、ひっくり返して底を袋縫いにした。)
  5. 後ろのダーツを縫い、片玉縁ポケットを作る。(アレンジ:ポケットのぬいしろは1.2cm幅のバイアステープで処理した。)
  6. 股下と脇を縫い合わせる。返し縫いして、ぬいしろは折りふせぬい。
  7. アレンジ:股下を縫い合わせた後、脇を縫う前に、別布で裾に見返しを付けた。←あとから考えたら、折り返したときに見えるのは外側の方なので、外側がきれいに仕上がるように、先に脇を縫ってから付けるべきだった。
  8. このときに裾の始末も行う。
  9. 股上を縫い合わせる。返し縫いして、ぬいしろは折りふせぬい。
  10. ベルトを付け、織ゴムを通す。(このとき、本体のウエスト幅に対してベルト幅が大幅に足りなくなって焦ったが、適当に縮めて縫ってしまった。)

難しかったところ

タック・ダーツ

ソーイングの教本を1冊買ったら、タック・ダーツの作り方が詳しく書いてあり参考になった。

この程度は常識らしく、手順書には詳しく書いていない。知らなければ適当にやってしまうところ、正しいやり方がわかって助かった。

片玉縁ポケット

よくあるタイプのフタ付きポケット。

構造が複雑で手順を見てもさっぱりだったが、書いてある通りにすればちゃんと出来たし、理解できた。

矢羽根の形に切り込みを入れて……
ひっくり返したところ
片玉縁のできあがり図

美しく仕上げるコツは……

  • まずはじめに、長方形のステッチを角まで形よく仕上げる。
  • 矢羽根にハサミを入れるときは、縫い糸を切らないように注意してギリギリのところまで切る。
  • 玉縁の中に接着芯を貼る。

コツはインターネットで調べた。

最難関:ズボンの裾に裏布を付けた(工程7)

今回自分でアレンジして、ズボンの裾に6cm分の「見返し」を付けた。

見返しをつけたところ

私のやり方
本体の型紙を参考にして別布を裁断する。本体と別布を中表に合わせて裾を縫い、表に返して1本ステッチをかける。本体のぬいしろは折って中に隠す。見返しの端は流しまつりで表に縫い目が響かないようにまつる。

今回使用したはぎれ(リバティプリントのCapel )には「柄の向き」があって、つぎはぎをするのがめんどくさかった。こういう場合は、初めから前後別に裁断した方が簡単で仕上がりもきれいだ。

フローリングの板目に合わせて、柄を取っている図

終わりに

着たら、こんな感じ。

見返しの処理に少し難がある。やはり前後別に裁断して、ロールアップしても柄が途切れないように6〜7cmぐらい付けておけば良かった。次回の教訓としたい。
そのほかは、うまくできたんじゃないかな。

無心で手を動かしていると楽しくて、つい、時間を忘れてしまう。仕事や、楽しくない作業は時間で区切って「今日はここまで」と簡単にやめられるのだが、楽しい作業は危険だ。つい、作業が明け方にまで及び、寝不足からバリッと首の筋肉をやってしまった。
年末の忙しい最中に、2日間起き上がることもできず、5日も寝たきりとなって「なにやってるんだ、とほほ」って感じ。根つめて作業しても、途中で1週間も中断することとなってしまった。
次回はそのようなことにならないよう、気をつけて励みたい。 

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