手縫いのソーイングで困ったときの対処方法

まとめ
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手縫いでの洋服作りを楽しんでいる。

時々ここはどうやって処理しようか?と、迷うところが出てくると、その都度ネットで調べたり、母に相談して解決してきた。

この記事では、手縫いで悩んだ部分について私の解決方法を紹介したい。

アームホールの始末

アームホールは薄手の生地なら「折りふせ縫い」でできるそうだが、厚い生地や硬い生地をきれいに始末するのは難しい。私は毎回バイアステープを使用して処理している。

肩に近い方は10mm、脇の下は7mmにカーブを描いて、ぬいしろを切り揃える。

10〜12mmのバイアステープを用いて、ぬいしろをくるんで始末する。なお、ぬいしろは袖側に倒すのが一般的だ。

バイアステープの選び方

アームホールの始末には、大抵100円ショップで購入した白のテープを利用している。

分厚い生地やジャケットを縫う際は、ローンや裏地用の薄い生地でテープを作り、滑りをよくするとよいだろう。

襟ぐりや袖ぐりの始末は「共布を使用する」と書いてあることが多いが、厚みのある生地や硬い生地ではカーブに沿わず、きれいに始末するのが難しい。そのときは、無理せず近い色の市販品を使った方がよい。

カーブがきつい部分は「くせとり」と言って、テープにアイロンを掛けながらカーブに沿うように少しだけくせ付けをして使用すると、きれいに始末できる。「くせとり」はきっちりやる必要はなく、ゆるくくせ付けできていればそれで十分だ。

スリットがある場合のぬいしろの始末

スリットを入れる場合は「割りふせ縫い」で始末する。ここもぬいしろが1.5cmあれば十分始末できる。

裁断に失敗してぬいしろが足りないとか、デザイン上のポイントにしたいときはテープを上から縫い付けるとよい。テープは薄手の生地で自作するか、綾テープを用いても。

かぶりの服がぴったりすぎて着られないとき

細身のデザインを選んだら、肩が通らない……なんてことがあった。そういうときは菱形のマチをつけると簡単だ。
メンズのジャケットや、パンツの股ぐりにもよく見るとマチがついていることがある。ほんの小さなマチを付けるだけで可動域が広がり、着やすくなる。

ロックミシンがなくて困ったとき

ミシン縫いでは多くの場合、布端にロックミシンや裁ち目かがりでほつれ止めするようになっている。手縫いで布端をかがることもできるが、距離が長いと大変だ。

例えばシームポケットのぬいしろなど。私はバイアステープで処理している。

力がかかる部分、ほどけやすい部分

ダブルガーゼのパジャマを2着縫って、夏中洗濯を繰り返した。ほどけてきたのは……

  • 脇の下
  • パンツの股ぐり
  • 糸が足りなくて細い糸(フジックス・ファイン)で代用した部分

の一部のみだ。

糸は普通糸を使用し、力がかかる部分は丈夫に縫うようにすれば補強できる。例えば、なみぬいを二重にする、返しぬいをする、返しぐしぬいなど。

特にパンツの股ぐりは力がかかる部分なので、一度普通糸で縫った後、太い糸で二重に縫って補強したい。

ウールの縫い方

ウールも手縫いできる。なるべく薄手〜中厚までのものを選んだ方が縫いやすいだろう。

厚みがあるので裁断時にずれやすく、注意が必要だ。1枚ずつ丁寧に切るか、重ねて切る場合はズレが出てもいいように少しオーバーサイズに切ったり、ロータリーカッターを使うとよい。私が使っているのは45mmの大きなカッターだ。

ウールを縫うための特別のやり方はない。
私はフラノを縫うとき、地縫いは返しぐしぬい(2〜3目縫ったら1目返す)で、ぬいしろの始末はなみぬいで行った。
厚みがある分、いつもの調子で糸を引き締めると縫い目がつれるので、ゆとりを持ってフワッと引くのがコツだ。

裾は厚みが出ないよう、切りっぱなしで二つ折りのたてまつりがいい。(フラノはそこまでほつれない)

糸はシャッペスパン普通糸でよい。絹糸を選ぶと滑りがよく、縫いやすかった。

ぬいしろの始末は、折りふせぬいでもできるし、割りふせぬいにすれば少し厚みを減らすことができる。裏地用の生地でパイピングする方法もある。

裏地は要らない?

ジャケットやスカート、ウールの服など、既製服には裏地が付いているものが多い。
しかし、表地に合わせてきっちり裏地まで作り込むのは上級編だ。体の動きに合わせて裏地が付いていくようにゆとりを入れる必要がある。

初級者は無理せず、スリップ、ペチコート、ペチパンツなどインナーを用意して着る方がラクだろう。自分で作ってもいいし、既製品を購入してもそんなに高いものではない。

終わりに

手縫い用の型紙は、縫う部分を短縮できるよう考えられた直線的なパターンが多い。
素敵なデザインもあるが、どうも私のスタイルには合わないと感じ、作ったことはない。

一方、ミシン用の型紙でも、時間さえかければ縫えるものだ。

なるべく簡単そうな型紙を選び、新しいテクニックに挑戦するのは一度に1〜2ケずつにするとスムーズに覚えられ、挫折しにくい。
襟付け、袖付け、ボタンホール、スラッシュあき、見返し処理など……。
私もそのようにして独学で学んだ。

困ったときは、インターネットにいくらでも縫い方は載っているし、動画もある。ヤフー知恵袋でのQ&Aも参考になる。

手縫いでどこまでできるのか。楽しみつつ、自分なりにやってみたい。

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