ブラザーのヌーベル470と人気を二分するジューキの「シュプール」シリーズ。
3機種のラインナップのうち、工業針仕様の30SPをレンタルして使ってみた。
レンタルミシンのトラブル発生!
工業針仕様のはずなのに、なぜか、軸が色分けされた針が付属していた。これって、家庭用のHL針では……?
初日にすぐに問い合わせすればよかったのに……「わかりやすいようにわざと色を塗ってるのかな?」と勝手な解釈をして、そのまま使い続けてしまった。
厚いものを縫うと針が折れた。
14番、16番をセットしても次々に折れる。こんなに折れるのはおかしい。
調べてみると、やっぱり針が不正だった。レンタル会社(Myミシン)のミスだ。
メールで連絡したところ、4日間無料で延長し、新しい針を送ってくれるという。
代わりの針を普通郵便で送ってきたのにはびっくり。
せめて、速達で送ってほしかったよね。
針が届くまでの日数=4日延長ということだったみたいだけど……
なぜそういう提案になったのか、理解に苦しむ。
レンタル10日間で縫ったもの
- シャツの襟のやり直し
- ジャケット仮縫い
- シャツの仕上げステッチ
- キャミソールドレス(ここまで不正な針)
- ブラウス、パンツの仮縫い
- ニット帽
事前に用意していた材料のほとんどを不正な針で縫ってしまったのはショックだった。
針のまちがいに気づいて正しい針を買いに行き、その後は縫いやすくなった。
シュプール30SPを使用した感想
キャミワンピのバイアステープ部分、生地が5重になる部分では16番の針でも硬さを感じた。ザクッと手応えがあり、針が貫通する。
他のミシンではここまで厚いものを縫うのは試していないが、シュプールでは安心して縫えた。
シーチングも、ヌーベル470と比べてスルスル縫えた。私の感覚ではDB針の方が安定して縫いやすい。
14番針までは高速で縫っても静かだ。モーターがうなりを上げるぐらいで振動は気にならない。
16番針だと、押さえ圧を強めるせいなのか、ガタガタ打ち付けるような音と振動が響いた。
糸切り音は比較的静かだ。
糸通しは専用のものがないので、指先で針穴の位置を確認して普通の糸通しを押し込み、通した。
ちゃんと通せるし、自動糸通しみたいに変に糸がほぐれることもないので、これはこれでよいと感じる。
フットコントローラーのスピードコントロールはやや難しく感じた。
また、ニーリフトの位置もイマイチで操作がしにくい。専用テーブルにセットするともう少し低い位置になるはずなので、そこは調整次第だが……。
普通押さえの、目検討で1mmとか5mmは縫いやすいが、2mmは難しかった。
ヌーベル470と比べて、それぞれ長短あるが、安定した縫いやすさを感じたのはシュプールの方だった。トラブルがあったにも関わらず「全体的にシュプールの方が縫いやすい」という印象は最後まで変わらなかった。
最終的にベビーロックのエクシムプロ9600に決めるまでの全過程をダイジェストで書いたのはこちらの記事→
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