予算10万円。知識ゼロからの職業ミシン選び

ミシン・洋裁道具
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家庭用ミシンに慣れ、次は職業用ミシンをと思ったときに、わからないことばかりで調べるのに時間がかかった。
専門店に行けば親切に教えてくれるだろうが、今時は私と同じようにネットで情報を集め、通販で買う人も多いのではないだろうか。

この記事ではミシン選び初心者の私が、1か月かけて調べた内容と選択のプロセスを紹介する。

ファーストミシンの選び方

入門機は2〜5万円で選び、使い方次第でグレードアップするのが普通だと思う。
せっかく買っても「全然使わない」人もいるらしい。それではもったいない。
1台しか買わないのであればまずは家庭用ミシンがおすすめだ。2台目以降はロックミシンにするか職業用にするか迷う。

スペースに余裕があれば3台備えるのが理想だ。(家庭用、職業用、ロックミシン)
職業用を買っても家庭用は残しておけば、ボタンホールを縫うとき、糸を変えて縫いたいときに便利だ。

家庭用で良いものを選ぶならJUKIの「エクシード」シリーズがおすすめ! ただし、性能がいい分、お値段も職業用並みだ。

ミシンの値段を知りたい

ネットでは売値を明かさず、定価の下に「大幅お値引き可能、価格はお問い合わせください」と書いてあることが多い。
問い合わせするとすぐに回答があり、余分な営業に悩まされる心配もない。
会員登録すると全商品の売値を見せてくれるサイトもある。
私が調べた範囲では職業用ミシンは7〜10万円で購入できるものが多いようだ。実際に私が購入したミシンも10万円でお釣りが出た。

価格重視、もしくはコンパクトな機種を求める人にはブラザーのヌーベル470が人気だ。(ヌーベル470が安物というわけではなく、人気の機種は多く生産され安く買える傾向がある。)

機種の絞り込み

第一に、職業用ミシンは針で選ぶ。

自動糸通しが欲しければHL針、針の性能と丈夫さを求めるならDB針だ。
「どちらでもおんなじ。縫い味は変わらない」と言う人もいるが、私の感覚では明らかにDB針の方が縫いやすい。

簡単に言うと、HL針は家庭用針と同じく片面が平らになっており、家庭用HA針より丈夫な針だ。
DB針は柄の部分が丸いため、丈夫さではさらに上となる。
針のバリエーションもDB針の方が多く、縫うものによって先端の形状や表面のコーティングが工夫された針など、針を変えて縫うこともできる。

オルガン社の職業用針のラインナップはこちら

いちいち針を変えずに基本の針で全部縫うのであれば、針のバリエーションまで気にする必要はなく、DB針にこだわる必要もない。


次に重要なのは何を縫うか。薄いものを縫うのか、厚いものや革もある程度縫える方がいいのか。
あとはスペースの問題。本体の大きさ、重量など。

特にこだわりがなければ、ブラザーのヌーベル470、ジューキのシュプール30DXが人気がある。比較的コンパクトだし、人気機種を選んだ方が価格もリーズナブルだ。
この2つの機種はHL針で自動糸通しが付いている。
ただし、この自動糸通しが使いやすいかどうかは人による。購入前に試してみることをおすすめしたい。(私は使いにくくてイライラしてしまい、向かなかった。)

私が選んだのは「エクシムプロ9600」

私はブラザー、ジューキ、ベビーロック3社のミシンをレンタルし、最終的にベビーロック社のエクシムプロ9600を選んだ。(この機種はOEMだ。中身はジャノメ製の783DXと同じ。)

あくまでも私の感覚だが、押さえが安定してずば抜けて縫いやすいと感じた。
たった2時間使っただけでは自分の感覚に自信が持てなかったので、3機種をレンタルした後で確認のためにもう一度借りて試してみたが、エクシムプロはダントツだった。

欠点は糸切りがうるさいことぐらい。(人によっては大きさや重量も欠点と感じるだろう)

宅配レンタルではまず見かけない機種だが、東京・大阪にはベビーロック社のスタジオがあり、ミシンの時間貸をしている。

レンタルミシンの料金の目安

時間貸は1時間1,000円程度が相場だ。
ある程度使い方がわかっていれば1時間でも十分使い心地は判断できる。

ミシンの使い方がわからない人、時間をかけて判断したい人は宅配レンタルで1週間借りるのがおすすめだ。
宅配レンタルの相場は1日1,000円。栃木のユザワヤは3日から。東京のマイミシンでは6日から貸してくれる。

購入店をどう選ぶか

ミシンはアフターサービスも重要だ。故障することなく使い続けたとしても、定期的なメンテナンスは欠かせない。
目安は10年に1度のオーバーホール。

長く使い続けることを考えれば、個人店よりは大きな会社だったり、ユザワヤ、シュゲールのような大手を利用するのが安心だろう。

10年後にもし購入店がなくなってしまったとして……メーカーに問い合わせすれば対応してくれる店を紹介してもらえる。そのように割り切るなら、ネットで安い店を探して買っても問題ない。

私は何社か見積を依頼して一番安かった埼玉の「ミシンショップつるや」で一式購入した。
つるやさんではエクシムプロが安く、他の機種とほとんど価格差がなかった。店によって価格がかなり違うので、機種を決めたらたくさん見積を取って比較するのがおすすめだ。

ジョビー
ジョビー

ちなみに専用テーブルと「押さえ」も他社より安かったよ!(2022年3月時点)

おまけ:購入にあたり私が参考にしたページ

そもそも職業ミシンがなにかわかっていなかった頃に知恵を授けてくれた匿名ダイアリー。

かたやまゆうこ先生の教室では、職業用はヌーベル、シュプールをおもに使用。

文化服装学院講師・ぬいぺ先生のイチオシはエクシムプロ9600。

エクシムプロ9600の中身はジャノメって本当!? 周辺機種のマニアックな話。

↑エクシムプロがジャノメのOEMと知ったのが後の方だったので、私はジャノメは全く検討しなかった。もし先に知っていれば候補に入れたかもしれない。

ジョビー
ジョビー

ただ、ジャノメは貸してくれるところを見つけられなかったんだよね〜。
使いもせずに買うという選択肢は私にはないのでそこが惜しかった!

new!!私のミシンコーナー、最終的にこうなった。

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