生地
こうの早苗先生デザイン、有輪商店(YUWA)プリントのペイズリー。柄が気に入り購入した。
全体にグリーンがかった淡いグレーだ。
「シャーティング」というのはシャツ用生地の総称らしい。せっかくならこれでシャツを作ろうと思い、シャツの本を見て型紙を探した。
型紙
柄を生かすには、丈をできるだけ長く使用したシンプルなデザインがよいと考えた。選んだのはシャツワンピース。
えりは外してスタンドカラーに。ボタンではなく内側にスナップボタンを付けて金具を隠した。
『月居良子のシャツ&ブラウス』はシャツの作り方を写真付きで詳しく解説している。パタンと180度開くので写真が見やすく作りやすい。いい本だ。
ただ、1箇所だけ気になるところがあった。普通にえりを付けると第一ボタンと第二ボタンの間が余って浮いてしまうのだ。(どの写真を見てもこうなっているので、こういう仕様なのだろう)
そこで、かたやま先生のソーイングゼミを参考に自分で台えりを製図して付けた。
元と同じ具合になるように前中心で3cm上げている。
縫製
終盤になって前立ての寸法を勘違いして1cmズレていることに気が付き、ショックだった。やむなく柄を優先して無理矢理合わせた。
着てたら、わかんないからヨシ!
スナップは凹と凸で少しでも位置がズレると前立てが引っ張られたり、逆にゆるんだりして具合が悪い。
本体を縫い上げた後、生地の上できっちり位置を測って印を付けるべきだ。
普通のボタンホールの方が早く縫えるし、ボタン付け位置も決めやすく、ズレにくい。結果として効率よく、早く仕上げることができる。
一度縫い上げてしまえば、脱ぎ着するのはスナップの方がラクだし早いのだが……。
完成
- 生地: こうの早苗デザイン、YUWAプリント コットンシャーティング アンティークペイズリー 110cm×3.3m【フリマ】
- 材料費: 4,177円
- 型紙: 『月居良子のシャツ&ブラウス』
- 制作日数: 5日間 裁断2h、縫製10h
- 完成: 2023年1月17日
どことなくチャイナ風の雰囲気だ。
総柄だから? 肩のヨークの切り替えとかスタンドカラーの角度がそう思わせるのかなー。
柄を生かして、個性的なワンピースになったと思う。
コートみたいに前を開けて着るのも良さそうだ。やや薄地なので冬ははおりにして着る方が良さそう。今度出かけるときに着て行くのが楽しみだ。
完成後に、阪急うめだ本店 YUWAさんのInstagramを見ていたら、こんなワンピースがあった。
後ろ身頃を背中で切り替えて、デザインにアクセントを付けている。
例えば、次はストライプの生地でシャツワンピースを作るとして、ヨークは横地に。後ろ身頃は生地を切り替えてこんなふうに無地にすると、変化が生まれておもしろいかも!
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