私のリバティノート

生地
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リバティプリントが好きだ。

出会いは10代の頃、図書館で借りた雅姫さんの著書『リネンとかごとヒヤシンス』だった。
後年、雅姫さんのブランド(ハグオーワー)では英国リバティ社とのコラボでオリジナルの柄が3種類作られた。
こちらの本に詳しく紹介されている。『雅姫のリバティノート』

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雅姫さんのオリジナル柄も素敵だが、この本の中で忘れがたいのは、リバティ社のデザイナーが自分のウエディングに使用したという別注柄で、ベージュと水色を基調とした花柄。あれはご本人の雰囲気と合っていてすばらしかった。

雅姫さんに触発され、リバティを使ってみたくなりユザワヤに買いに行った。
当時は2,800〜2,900円/mだったろうか……。その頃の私にしてみれば思い切った買い物だった。

名称不明・タルトの柄

私の初めてのリバティは、バーガンディの地に大小のタルトが散りばめられた柄。
地色が好きでこれを選んだ。

なんに使うか悩んだ末、お菓子の空き箱を利用し、カルトナージュ(工作)して裁縫箱を作った。

フタにはキルト芯を入れてある。カルトナージュをしたのはその時一回限りだったが、この裁縫箱は今でも大切に使っている。

その後、まだ1m以上生地が残ったので『ソーイングナチュリラ』を参考にノースリーブのブラウスを作った。

袖ありの型紙をアレンジして、袖ぐりはバイアスで始末した。襟ぐりにシルバーサテンのふちどりテープを使用したところがポイントだ。

これが私が初めて作った洋服だ。

メドウ

次に買ったのが「メドウ」のパープルだ。1930年代に作られ、1970年代に復刻された定番柄である。

この柄はリネンと組み合わせてルームシューズを作ったり、フラットポーチを作ったりと小物に使用した。

まだ少し残っている。お気に入りの柄だ。

カペル

その頃、500円で買えるカットクロスをいくつも買い集めたが、多くは使い切れずに後年メルカリに出してしまった。

一方、お気に入りとして活躍したのが「カペル」のチャコールグレー。

1978年に登場した大人気の柄だ。
パジャマの背当てに使ったり、ペンケースやティッシュケースなど、小物を作る際に活躍した。

「カペル」は花柄なのに単色使いの地味なカラーが豊富なところが好きだ。いつか「カペル」で洋服を作ってみたい。

名称不明: フェザー柄

この柄もお気に入りだ。大部分はパジャマの背当てに使ったが、他にもシュシュを作ったりした。
2012〜2013年頃の限定柄(季節柄)と思われる。

ペッパー

母がイギリス土産。定番柄の「ペッパー」は、最近になってやっと仕立てた。

「ペッパー」は1974年に登場した。5版も使用する複雑な柄で、高度なプリント技術を要するという。

グレーを主としてベージュが混じったバージョンを気に入り、リクエストしたのだが、どうやら日本国内でのみ流通しているオリジナルカラーだったようだ。
英国リバティに存在しない色を頼んで、母には苦労を掛けてしまった。

スリーピング・ローズ

初めて自分で「洋服を作ろう」と意図して買ったのは、2010年に皆川明がデザインした「スリーピング・ローズ」だった。ほぼ日手帳のカバーに使われた年があり、気に入って使っていた。

2020年に、この柄でブラウスを仕立てた。

柄にピッタリハマる形だと満足しているが、いかんせん、ボートネックが似合わないのが玉に瑕……。

気に入って買っても、柄が生きるデザインを見つけられるか、そしてまたそのデザインが自分に似合うのか、といったところで二重のハードルがある。

襟つきのシンプルなシャツの形なら、わりにどんな柄でも合いそうだが、襟、ボタン穴、カフスなど、どこを取ってもきれいに仕立てるのは難しい。腕を上げ、そのうちに挑戦したい。

リバティプリントデザイン図鑑

リバティ好きが高じて、『リバティプリントデザイン図鑑』を購入した。

この本には数万点と言われるリバティプリントのアーカイブの中から、編者が選びぬいた約350の柄が掲載されている。ここまで多くを集めた書は2018年の段階で他に存在しておらず、国内随一だ。

創立者サー・アーサー・リバティと親交の深かったウィリアム・モリスのデザインには特別にページを割き、12柄を紹介した他、人気の柄や歴史的に意義のある柄を中心に紹介している。
それぞれについて来歴と柄の意味をまとめた短い解説文が付いており、おもしろい。

これを見ると、リバティは花柄だけでなくピーコックなどのフェザー柄、ボタニカル柄やペイズリー柄にも根強い人気があることがわかる。

例えば、ヘラ、ロデン、テッサ、セリ・キティ、メイベルなど。主張が強い柄をさらりと使いこなせたらカッコいいのだが、今の私では柄に負けてしまいそう。シニアの方がこうした派手な柄は着こなしやすいのかもしれない。

カンバーセーショナル柄として分類されたストーリー性のある柄、もしくは人物・動物が入った柄にもいいな、と思うものがたくさんある。

私が特に惹かれるのは「ピーコックス・オブ・グランサム・ホール」。映画俳優、プロデューサーのジョン・マルコヴィッチが描いた孔雀柄だ。水色地のもの、淡いグレーの地のものなど、うっすらとした配色がたまらない。

ロンドンの古地図をモチーフにした「シデナムパレス」や、東京の街をモチーフにした「ミラコ」も好きだ。また、水彩画調に本棚を描いた「ドクター・タロック」、マッチ棒を描いた「ストライク」もおもしろい。

リバティプリントはどこで買える? 

英国・リバティでは定番柄の他に、年40ほど季節柄が発表される。

リバティ・ジャパンの公式サイト→リバティ ロンドン Liberty London 公式オンライン

これらは全国のユザワヤ、オカダヤなど手芸店で購入できる。旬の柄はもちろん、カットクロスの山から過去の限定柄を探すのも楽しいものだ。

ホビーラホビーレやメルシーなどのショップではオリジナル色・別注色が買えるのが魅力だ。(ホビーラホビーレは全国展開。メルシーは近畿地方のみショップあり)

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またおもしろい品を入手できたら、紹介したい。

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