無印良品で買ったサッカー生地のパジャマが着心地よくて、自分でもこういうパジャマを作りたいと思った。
かたやまゆうこ先生がオンライン講座で紹介していた型紙が似たような形だったなーと思い、本を取り寄せて作った。
型紙
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/34BBC4E7-0F37-406A-822C-13ADE2346842.png)
『コットンフレンドソーイング vol.6』より。
グランパシャツとストレートパンツ、ポケット付きだ。前が短冊あきで、ゆったりとしている。
レディース、メンズの型紙あり。それぞれS〜LLの4サイズ。
半袖、長袖の型紙あり。
レディース | ||||
S | M | L | LL | |
肩幅 | 42.2 | 44.4 | 46.6 | 48.6 |
バスト | 103 | 108 | 113 | 118 |
着丈 | 70.5 | 72 | 74 | 75.5 |
ヒップ | 96 | 101 | 106 | 111 |
パンツ丈 | 90.5 | 93 | 95.5 | 97.5 |
メンズ | ||||
S | M | L | LL | |
肩幅 | 48 | 50 | 52.2 | 54.4 |
バスト | 114 | 119 | 124 | 129 |
着丈 | 79 | 81 | 83.5 | 85.5 |
ヒップ | 96 | 99 | 103 | 106 |
パンツ丈 | 99 | 102 | 105.5 | 108.5 |
普段着としてもよいし、パジャマ・ルームウェアとしても着られる。
私はパンツのポケットは省略し、裾を19cmカットして涼しく着られるようにした。
生地
サッカーとは張力の違う2種類の糸を使って、表面に縮みじわを作った生地のこと。凸凹のストライプが表れるのが特徴だ。
サッカーで気に入ったものを探すのに苦労した。チェックは柄合わせがめんどくさい。無地、ストライプ、もしくは柄合わせしなくていい柄の中から探した。
安物はレビューを見ると「色落ちがひどい」なんて書いてあったりする。
今回選んだ柄も色落ちを心配し、裁断前に食塩水に漬け、洗濯機で2度すすいで、すすぎにもクエン酸を入れて色止めをした。
案の定、浸けおきした水には黒っぽく色が出ていたので、洗濯時には黒っぽいものといっしょに洗う方が無難だ。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/8DB3946D-B871-4F08-B0AA-6F8A7E662ED9.png)
カウボーイ、牛、サボテンが並んでおり、柄合わせしなくていい柄だと思ったが……
パンツはカウボーイが全員逆さまになってしまった。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/657D97F0-35DB-4D0E-9038-CDA2353F99BB.png)
![ジョビー](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/10/07DDE93F-D03E-49EA-B64A-A9CBB638D2C9.jpeg)
これじゃー頭に血がのぼっちゃうよね。とほほ。
この後のシャツの裁断では、人が上向きになるように配置した。
縫製
サッカー生地は意外と縫いやすかった。
11番針、60番糸でOK。
押さえは普通で、上の糸調子をゆるくして2で縫った。
上の短冊と表襟には芯を貼った。
接着芯は『接着芯の選び方・貼り方BOOK』を見て、アウルスママAM-W2「すっきりマイルドな仕上がり」を選んだ。
サッカー生地にどんな接着芯を付けたらいいのか悩んで、はぎれで2種類テストした。
見た目には、いつものダンレーヌR111でも大きな差はなかった。
はぎれでテストして、接着剤の染み出しなど大きな問題がなければ、手持ちの芯を使ってもいいだろう。
コツとしては、10秒ずつ、きっかり測って圧着するのがいい。押し付ける時間が長くなるほど、生地の凸凹がつぶれる。
心配性の人はこちら→『接着芯の選び方・貼り方BOOK』の布別選び方の表を見ると、サッカーに対応した芯地は限られている。
日本バイリーンで言えば、AM-W1(ふんわりソフト)、AM-W2(すっきりマイルド)、AM-N1(とってもソフト)、PWQ-1P(ちりめん用)から選ぶと安全だ。
襟を縫うときにミスして、芯がない方を表にしたら、縫い合わせるときにバイアス部にねじれが出て凸凹がふくらみ、襟がぐにゃぐにゃになってしまった。一方、芯を貼った側はきれいにおさまっていた。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/1980DD3B-4286-4E29-9D66-89FAA3EC92BD.png)
表襟に接着芯を貼れば、スタンドカラーがしゃきっとするし、貼らないなら貼らないで両方貼らなければ、変にねじれることもなく柔らかい襟になるだろう。
完成
なかなかかっこいいパジャマができた。
これで生地がもう少し柔らかければ、もっと良かった。
洗濯して柔らかくなるといいのだが……。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/520F2381-6039-4259-AB4B-5C8C79517F9F.png)
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/FA6E3E95-A1A1-4E80-8459-A17A7966C8A3.png)
- 生地: 手芸ナカムラ 綿サッカー 特価生地110cm×4m
- 材料費: 1,606円
- 型紙: 『コットンフレンドソーイング vol.6』グランパパジャマシャツ・ストレートパンツ
- 制作日数: 4日間 裁断1.5h、縫製6.5h
- 完成: 2022年7月31日
上の短冊は柄合わせしたつもりが、ちょっとずれていた。
こういう柄は裁断済みの身頃の上に短冊の型紙を載せて柄を写すといいそうだ。
ポケットは牛を中央に配置した。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/86ACA87C-0C45-4265-A391-AC82E50AA523.png)
穿くときに前後がわかりやすいように、ゴム部分に手縫いでステッチした。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/282CC28E-CDB5-48FC-86A0-6856B882742E.png)
この後、リップルでもう1着作った。
リップルも表面に凸凹のある生地だが、サッカーと違って、織りによって凸凹を出すわけではなく薬品に浸ける加工により縮みを出している。
![](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/08/ADC838CC-0461-43E7-B6FC-F52CE53A7326.png)
しじら織、高島ちぢみなども表面に凸凹があり涼しくて、比較的安価に買えるのでパジャマにおすすめだ。
短冊はきっちり測って作ればズレもなく、作りやすかった。
前開きと比べてボタンの数が少ないのも楽だ。
軽快で気に入ったので、秋用のパジャマも同じ型紙の長袖で作りたい。
![ジョビー](https://sewing-giovy.page/wp-content/uploads/2022/10/491BC0F6-B1A0-46B4-8370-A092F279D938.jpeg)
短冊って縫うところ少ないんだね。早くできるのはすごくいい!
コメントはこちらから(お気軽にどうぞ)