不注意でお気に入りのワンピースに穴が空いてしまった。
袖まくりして「せんねん灸」をしていたところ、いつのまにか袖が下がっており接触部分が焦げたのだ。しかも、両袖。

ダーニングでカバーできないかと試したり、刺繍によってふさごうとしたが、布帛のストライプの上を美しく補修するのが難しい。
試行錯誤の末「アップリケで隠すのが一番簡単だな」という結論に至った。
柄に合わせて2色の刺繍糸を購入していたので、『樋口愉美子のアップリケ刺しゅう』から実現できそうな図案を探した。

樋口先生はオフホワイトのフェルトと3色のグレーの刺繍糸の濃淡で綿毛を表現している。
私はきなりとベージュの糸で代用した。
アップリケ刺繍によるお直し《例》
1. 裏側から小さく切った接着芯をあてて、穴が空いた部分を補強する。

2. フェルトを本に直接あてて図案を布書き用シャープペンでざっくり写す。
今回は綿毛のアウトラインと、中の模様の中心位置さえ取れればOK。
3. フェルトがずれないようにマチ針で止め、ブランケットステッチで周りをかがる。(1本どりのたてまつりでも可)
4. 刺繍枠をセットして、3本どりのストレートステッチで綿毛の模様部分を描いていく。このとき中心から放射状に刺すと真ん中に窪みができて、それらしくなる。
5. 茎の部分は6本どりのアウトラインステッチをする。
6. 葉の部分は図案より小さくしたいので、チャコペンでフリーハンドで描き、3本どりのチェーンステッチで埋めていく。

7. 完成。

刺繍が下手で均等に刺せていないが、アップリケが主体なのでさほど粗は目立たないだろう。
小さな穴はクロスステッチで《例》
1. アップリケするほどではない小さな穴も裏面に接着芯をあてて、簡単にふさいでおく。
2. 6本どりのクロスステッチを2つ重ねて「米」の字を描く。
3. 完成。

『刺しゅうでお直し』ではさまざまな刺繍の技法やダーニングで洋服の破れやシミなどをカバーする方法を紹介している。
カバンの持ち手のすりきれをカラフルなステッチで補修したり、赤いスカートのポケット口の破れを同色のコクリコの花の刺繍によっておしゃれに飾ったり。一番すばらしかったのはブラウスの襟の色抜けを、繊細な花柄の刺繍によって見事にカバーし、もとからこのようなデザインだったかのように見せているところだ。
こういうお直しの本を見るのが好きで、ときどき手に取っている。
感想


幼稚園の先生みたい? ちょっとラブリーすぎかも。
「もう捨てるしかないのか……」と思ったワンピースを、なんとか着られるレベルまで修復することができた。
刺繍糸は1本120円程度。色数豊富で安いので生地に合わせてぴったりの色を購入すると、お直しが簡単になる。
複雑な技法を使わない、簡単なステッチのみなら普通の手縫い糸でも2本どりするなどして対応できるはずだ。
刺繍はおもしろいので、今後も練習してポイントで使ってみたい。
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何か元のワンピースより可愛くなってる☺️
タンポポかな?
春らしくて良いですね👍️✨
FF様
わーい、ありがとうございます。
たんぽぽの綿毛です。もう穴を開けないように、大事に着ます😚