クレリックシャツの白い襟を作るため、オカダヤで「T/Cブロード」を購入した。
T/Cとはテトロン(=東レと帝人が共同開発したポリエステル繊維)とコットンの混紡を示す。
さらりとして風合いのいい生地だが、白は「透け」が気になる。(正確にはオフホワイトを使用。)
いつもの接着芯を1枚貼っただけだと、ぬいしろの中身が透けてしまい、力不足だった。
生地を変えてやり直すべきか……それとも、芯をもう1枚貼ったらどうだろう。
2種類の接着芯を貼って実験した。
ダンレーヌR111(薄手)

スタンドカラーの中央が透け、うっすらと線が入っている。
質感としては、柔らかい襟だ。
ダンレーヌR111 (薄手)を重ね貼り

透け感が抑えられ、真ん中の線が消えた。
こちらは硬めだ。スタンドカラーは、このぐらい硬くてもいい。
裏の縫い目でギャザーみたいに細かいシワが寄るのが気になった。表襟の硬さにひっぱられてこうなったのだろう。裏にも薄い芯を貼るか、ぬいしろに伸び止めテープを貼って硬度を調節すると良さそうだ。
ダンレーヌR222(厚手)

R111とR222を比べると、明らかに後者の方が透けない。

だが、R111の重ね貼りとR222を比べると、あまり差はない。
あとは硬さの差で選ぶのがいいと思う。
クレリックカラーの透け対策・まとめ
T/Cブロードの白は、クレリックの襟に使うには薄すぎる(かもしれない。)
対策としては……
- 硬めのえり: 両方の襟にR111を貼り、表襟のぬいしろに伸び止めテープを貼る。(表のぬいしろの透け防止)
- 柔らかいえり: 表襟にR222を貼る。縫い目にシワが寄る場合は、裏襟のぬいしろにテープを貼る。
- カフス:R222がおすすめ。R111しかなければ、表カフスのぬいしろにテープを貼ると透け防止になる。
私は、こちらの記事を参考にR111の白と黒を3mずつ備えて、なんにでも貼っている。
接着芯なんか、3mも買えばずーっと使える。なるべく少ない種類で使いまわししたいものだ。
コメント
クレリックとは何ぞ?と思い、ネットで検索して。襟とカフスを白の生地で切り替えたシャツである事を知りました。
勉強になります🤔
白のTCブロード、透けるのですね。
接着芯の両面貼り、良いかもです。
私も接着芯はダンレーヌを使っていますが…番号は覚えていません😅
シャツに使うので、薄手の物を買っています。生地を少しカットして手芸屋さんに持って行き。買う時に店員さんに確認しています😅
次は藍染のメンズシャツ×2を作る予定なので、接着芯は薄手の紺色を買ってきました😃
私もいつかクレリックシャツ、作ってみたいです。まだ自信ないので…だいぶ先になりそうですけどネ😁
FF様
藍染のシャツなんて素敵ですね! 爽やかで大人っぽくて。
私も今年の夏は和の素材を縫ってみたいです。
使いこなせたらかっこいいですよね。ワクワクします。
ジョビーさん、こんにちは。
私はヒーヒー言いながら、藍染のシャツを作り終えました😵💦
(楽天の小島屋さんのNo.6015の5mカット売り生地の商品レビューに、写真を添付して書き込みしました)
作った後に洗剤入りのお湯に浸けてみたら、どこまでも色が出る感じ。
型紙はパターンレーベルさんの物を使って作りました。出来映えは…よく分かりません…マジメに作りましたが😅
次は母の婆カバンを2個作って…
その後、コートの練習に入りたいな、と考えております。
金子先生のメンズ服の本、注文してみました。知識ゼロなので、まずは本を読んで勉強しなければ。
後は、ジョビーさんの記事に書かれてある、パターン塾の本も買って読んでみたいのですが…
自分がどこまで出来るようになりたいのか、という疑問もあり。
着地点を考えて行動しないとなぁ、と感じ始めています😁💦
それでは、また👋😃
FF様
写真見ました。美しいですね! 素敵なシャツ!
藍染いいなあ。でも、お洗濯要注意ですね。
パターン塾とか、補正に関してはやはりパターンを理解しないとできないことがわかり、私は沼にはまってしまいました。
標準体型の範疇であれば、補正は要らないんですけどね。うちは、パートナーがお腹が出ているので補正のしがいがあります。
いろいろブログに書きたいことが溜まっているんですが、PCに向かう時間が取れなくて、そのうちまとめて更新しますね。
ご訪問ありがとうございます。まめにコメントいただき、うれしいです。