オールインワン=つなぎが好きだ。
上下1着でつながっている服は、視覚効果で脚を長くスタイルよく見せてくれる。
欠点は、トイレがめんどくさいこと。上下セットで脱がなきゃならないし、パンツの形状によっては床につかないようにと気を遣う。
その点、欠点をクリアできるのがセットアップの形式だ。
上下に同じ生地を使用し、まとまりあるデザインであれば、パンツでもスカートでもセットアップと言える。
セットアップを作りたくて型紙を探した。
この記事では『セットアップで着たい服』『セットアップスタイルのすすめ』の2冊から抜粋して型紙を紹介する。


まずボトムスを選ぶ
セットアップはボトムスの形から選ぶとよい。
『セットアップで着たい服』より
- タックワイドパンツ
- ギャザーワイドパンツ
- テーパードパンツ
- ストレートパンツ
- タックスカート
- タックワイドスカート
- タイトスカート
- ラップスカート
- キャミソールワンピース
『セットアップスタイルのすすめ』より
- キュロット
- スティックパンツ
- バギーパンツ
- ハーフサーキュラースカート
- タックギャザースカート
パンツとスカート、どっちにするか決めてから、それに合いそうなトップスを選ぶと自然に決まる。
同じ本の中で組み合わせる分には、どういうふうに合わせても比較的違和感なくハマりやすいと思う。
私が作りたい型紙
テーパードパンツ

タイトスカート

スティックパンツ

香田先生のスティックパンツにはデザインラインのあるTブラウスか、オフカラーのブラウスを合わせたい。


生地選び
上下共通の素材を使用するためにはよく考えて選ぶ必要がある。
本に載っているのはレーヨンが入っているようなとろみのある生地が中心だ。
私の意見では、サマーウール、薄手のサージも向いていると思う。(チクチクしないなめらかなウールでウォッシャブルなら、なおよい)
ボトムスがタイトなデザインなら、少し厚みのある生地でしなやかなもの。逆にボリュームのあるデザインならシーチング、ローンなど薄い生地も使えそうだ。
ちなみに、香田先生の本はほとんどリネンだ。
リネンは体に沿わせたり、フィット感を要するものには向かないが、香田先生は素材の特性を生かして服をデザインするのがお上手だ。ギャザーやプリーツ、まっすぐのドレープを多用したリラックス感のあるデザインになっている。
まとめ
レディブティックのほうは量販店で売っているような定番のデザイン。
香田先生の本は個性派のリラクシングなデザイン。
どちらの本も素敵だが、結局のところは好きな型紙を上下で選び、同じ生地で作ればそれがセットアップになる。装飾の少ないシンプルなデザイン同士で組み合わせればバランスがよくまとまるだろう。
上下共通の生地を使えるように、よく考えてデザインを選びさえすれば本を買う必要もないぐらいだ。
それがめんどくさい人は、本の通りに作ればラクできる。
さて、今年はどれを作ろうかな?
コメントはこちらから(お気軽にどうぞ)