去年の夏、着物のリメイクにハマり、せっせと古着の着物を買い集めて、洋服に仕立てた。
中には、柄が気に入って買ったものの、てろんてろんで扱いにくく、どうやって縫うんだ!?と困ってしまったものもある。
こういうのは、とろみブラウスにしたらどうだろう。
『ブラウスを縫おう』で良さそうな型紙を見つけ、縫ってみた。

かたやま先生が動画で着ていたデザインだよ!
型紙
変わりえりのブラウス。

Vネックに少しだけ、立ち上がりをつけたデザインだ。
型紙は後ろファスナー式だが、Vネックが深いのでファスナーなしでもかぶりで着られる。(=人による)
前後ともに中心ではぎ合わせる形。直線縫いが多いところが着物のリメイクにぴったりだ。
ただし、Vネックの見返しの部分は斜めに飛び出すので、そこははぎ合わせるとか別布にするとかしないと幅が足りない。
生地
もとはメルカリで買った夏着物。
黒地に蝶や花が描かれたボタニカル柄。
ブルーの蝶の柄が気に入って、ここを優先して配置した。
すごく好きな柄だが、全体にダメージが目立つため、心置きなくはさみを入れて「いいとこ取り」できた。
縫製
寸法通りに裁断していれば正しく縫えるはずなのに、てろんてろんの生地は逃げ回るところをおさえて裁断、縫製するので、歪みが出やすい。
特に、えりの立ち上がり部分は気に入らず、何度か直した。
表からなるべく同じ幅になるように形を整え、ピンで止めて、しつけをしてから手まつりで仕上げた。
完成

- 生地: リサイクルきもの
- 材料費: 1,960円
- 型紙: 『ブラウスを縫おう』より、B-3 変わりVネックのブラウス
- 制作日数:6日間 縫製5h
- 完成: 2025年5月18日
てろんてろんの夏着物を「とろみブラウス」に仕立て直すのには、それなりに技術が必要だ。
私は技術がつたないぶん、全部しつけして縫った。
縫製はいまいちだがとにかく完成してよかった。いい練習になった。
こういうてろんてろんは、まちがって買わないように気をつけよう……。
主張の強い柄で、老けてみえるんじゃないか?とも心配したが、実際着てみたら悪くなかった。
ブラウスを主役にして、ほかはモノトーンでまとめるのが良さそうだ。
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