私もパートナーも頭がデカい。
どちらかと言うと縦の長さは普通で、横に張っているタイプだ。
自分の帽子を作るときは頭周りのぬいしろを多めにして調整したが、今回はその程度で調整しきれず、別の方法を試すことにした。
ゆとりが大切
頭周りを測って、+2cm位ゆとりがあるのが適切だ。
髪の分量や、生地の厚みを合わせて考慮する必要がある。(普通は表裏が2枚重なるから、それだけで5mm前後小さくなる)
型紙(サイドクラウンの下辺)を測って、ゆとりが十分にあるか確かめたほうがよい。
型紙を拡大する方法
一番大きいサイズの型紙(60cm)にぬいしろをつけたものをコンビニに持ち込み、拡大コピーした。
ベルト(サイドクラウン)の下辺の長さを測り、例えば30cmならば、
- 102パーセント:30.6cm
- 103パーセント30.9cm
- 104パーセント31.2cm
- 105パーセント:31.5cm
倍のサイズが大体のできあがり寸法になる。生地の厚みによってできあがりは小さくなることもあるので、少し大きめに作って調整するほうが簡単だろう。
帽子のパーツは大きいのがあるから、型紙によってはA3コピーが必要だよ!
縦のサイズもチェックする
元の型紙と比べると縦のサイズも拡大になっているため、ベルト(サイドクラウン)の高さを5mm削った。
サイドクラウンが長方形なら水平に縦の長さを削ればよいし、三角形なら縦が短くなるように測って、長辺は適当に書き直せばよい。長さが短くなる分、少しだけふくらみを足してかけ直せばつじつまが合うはずだ。
大きくサイズを変えるとこうしたバランスが崩れそうだが、変更が少しなら、少しの手直しで収まるだろう。
縫製のコツ
コツとしては、トップクラウンとサイドクラウンだけでも仮縫いして、サイズをチェックしたほうがよい。めんどくさいけど……。
生地に芯を貼った後で小さいとわかったら、生地も時間もロスになる。
あとはカーブ縫いはなるべくしつけをして、ズレないようにすることかな。帽子は立体だから縫い合わせるのが難しい。
ワークキャップを作った
『きれいに作れる帽子』よりワークキャップを拡大して作った。
- 生地:岡山デニム ブラック×ブラック10オンス(はぎれ)/リバティプリント ベンベルグ裏地(はぎれ)
- 材料費: 222円(サイズテープのみ購入)
- 型紙: 『きれいに作れる帽子』赤峰清香(主婦と生活社)2022年
- 制作日数: 3日間 縫製3h51m
- 完成: 2024年6月28日
型紙63cm→できあがりのサイズが62.5cm。ちょうどいいサイズだった。
私もこのサイズでいいや……
市販のサイズは小さすぎる。
帽子は縫うところも少ないし、はぎれだけでできるので、はぎれが余って困っている人にもおすすめだ。初心者は、黒っぽい生地を選ぶと、縫い目のアラが目立たなくてよいだろう。
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