中古ミシンを買ったら、ボタンホールの生産性が劇的に上がった

ミシン・洋裁道具
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母から職業用ミシンを勧められたとき、ボタンホールのことだけが気掛かりだった。
こればかりは購入前に試すことができず「しばらく使ってダメなら中古のミシンを買えばいいか」とあきらめ、職業用ミシンを選択することに……。

あれから2年。やっぱりボタンホール機に慣れることはなかった。
毎回部品の取り付けにイライラして、しくじっては針を折り、試し縫いで失敗のボタンホールを作る。

ジョビー
ジョビー

もうイヤ! 私には向いてない!

購入機種

フリマアプリで中古のミシンを探して購入した。
機種は2年前から決めていた。JUKIのエクシードHZL-F300JP。

もし家庭用ミシン1台だけ買うなら、私は上位機種(400か600)にする。
つるやさんに訊いたら、400がおすすめ品で59,800円(2024年6月調べ。つるやさん、安い!)

だけど、サブ機でボタンホールしか使わないのに上位機種を求めるのも不相応と思い、ひとまず、300の整備済み中古品を選んだ。
使用頻度はそこまで高くないので、どうかな〜。5〜10年使えるといいんだけど……。

15分でボタンホールが縫える

普段は物入れの中にしまっているエクシードHZL-F300JP。出してきて電源を入れて下糸を巻き、セッティングするのに5分。後は開始位置に合わせて、スタートボタンを押すだけ。

ボタンホール5ケ開けるのに、15分あれば済む。これは画期的!

職業用のボタンホール機でも、2種類の部品を正確に取り付けさえすればいいのだが、たまにしか使わないとやり方を忘れていて、(取扱説明書が不親切だから)調べるのに時間がかかる。適当にやれば針が折れる。
結論:私のようなせっかちな人には向いていない。

家庭用ミシンのボタンホール機能は「押さえ」を変えるだけだから簡単で、失敗がない。
時間の節約を考えたら、道具にお金をかけるのは合理的だと思う。

エクシードの「ボタンホール押さえ」

押さえはこんな形だ。

部品をスライドさせてボタンを挟むと、同じ長さのボタンホールを作ってくれる。
私の感覚ではちょっとキツイので、ボタンを挟んだ後少しゆるめて、大きめのホールにするとボタンが嵌めやすい。
本番の前に試し縫いをして、大きさを調整するといい。

「押さえ」の右端を、シャツの前端に合わせるとちょうど1.5cmのところで縫ってくれる。(シャツって前立ての幅3cm、ボタンホールの位置1.5cmが多い)
縫っているときは、横から見て端がズレていないか見張っているだけでOK。余計な力は加えないほうがいい。

女性のシャツはボタンの下から上に縫う(ホールの下端に印つけ)
男性のシャツはボタンの上から下に縫う(ホールの上端に印つけ)

作品例

ボタンホールがすいすい縫えるのでうれしくなって、今季はたくさんシャツを縫った。

ボタニカル柄に猫目の貝ボタン×ブラウンのボタンホール

ブルーの柄シャツに同系色のボタン×ボタンホール

グレーの柄シャツに2色のボタン×水色のボタンホール

イエローの柄シャツに白の貝ボタン×ブラウンのボタンホール

ボタンホールを縫うときは大体14番の針を使うけど、タナローンだけは11番のほうがいいかも。
今度試してみる。※写真は14番使用、生地が少し引っ張られているような感じ。

家庭用・職業用を2台併用するとなると、上の糸は使い回しできるが、(ボビンの規格が違うため)下糸は新しく巻かなければならない。
なので、すでに巻いた糸で合いそうなときは、それで済ませている。

ジョビー
ジョビー

ボタンホールで差し色しても、着たら目立たないよ!

上糸は大きい糸も使える

普段は小巻(200m巻)のシャッペスパンを使用することが多いが、黒やネイビーなど、よく使う色はキングスパンの大巻(3000m巻)を使用している。

家庭用ミシンで大巻を使いたい人は、糸立てを買うのがいいけど……

私は動画を参考に、家にあるもので代用した。

用意するのはマグカップとクリップ2ケ。(洗濯バサミなどでもできる)

2箇所にクリップを止めて、

マグカップに糸を入れ、真後ろから糸を引っ張るだけ。

これでちゃんと縫える。

失敗例

ミシンでよくある失敗は「糸かけの順番がどこかでまちがっている」

初心者にありがちだが、慣れている人でも変に触って途中で外れたりとか、よくある。
変だと思ったら、全部糸を外して、最初から糸かけをやり直すのが定石だ。

中古ミシンを買って2回目に使用するとき、説明書を見ないでやろうとしたら、下糸のセット方向を逆にする失敗で30分ロスした。
正しい方向は、糸の巻いている方向が反時計まわりだ。

逆にすると、上糸がゆるゆるでふくらんだボタンホールになってしまい、穴を開ける隙間がない。

終わりに

実家の母が1年前に職業用ミシン、ボタンホール機を購入し「しばらく使ってなかったら、ボタンホールのやり方忘れちゃった。取説を見ても全然わからない。なさけない」と言う。
「あの取説のイラストは全然わからないから、動画を見たほうがいいよ。私もわからないし、すぐ忘れる」と言って参考動画を送った。

その後、すぐに母はできたらしい。
母のほうが手先も器用だし、性格的にも苦にならないようだ。

職業用のボタンホール機が使いこなせるかどうか、人による。
なので、普通の人は家庭用ミシンを1台買うのがおすすめだ。

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  1. こんな面白い記事 見逃してた( *´艸`)

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