繊細な模様のタナローンでややこしいシャツを縫った【永く楽しむシャツ】福川登紀子

トップス
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2023年に購入したリバティプリントの「アレキサンダー・マーブル」
古代神話の神々をテーマにした『オデッセイ』シリーズのうちの一つで、大理石に彫刻された繊細な花を全面に散りばめた柄だ。

「これで長袖のブラウスなんかを作ったら素敵だな」と一目惚れで購入したものの、あまりにもエレガントな柄をどう形にしていいか迷ってしまい、しばらく置いていた。

ジョビー
ジョビー

2025年3月に「サンドウ」限定で復刻されて、また買えるようになったみたい。
ラミネートもあるよ!


型紙

『永く楽しむシャツ』より。
一番最初のページに載っている基本形のシャツDAWN-01をベースにした。

カフスとえりがあって、前開きが比翼タイプのシンプルなシャツだ。
ここからえりはとって台えりを生かし、スタンドカラーに。

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縫製

同じ型紙で、ポプリン、シーチングと生地を変えて何度もシャツを作ったが、納得のいく仕上がりになったためしがない。
縫製がそこそこ難しいので、技術がない人ほど、しなやかな素材を選んだほうがよい(ということを4回目にしてようやく悟った)

  • 前立ては目立つ部分なので、歪みが出ないようにきっちり折ってステッチを入れる。
  • えりは着たときに首に沿うように、カーブに合わせて付ける。
  • 裾も同様に、つれジワ(=縄)が出ないよう、カーブに対してステッチが平行になるように押さえを細かく上げて縫う。

最難関は、前後の裾の間に付ける「脇マチ」だ。ここは平面で考えていると難しい。体の側面のカーブに合わせるため「曲面につける」、パーツの中央を浮かせ気味にしてふわっと付けるといったつじつま合わせの力が必要になる。

「洋服作りは平面のパーツを組み合わせて立体を作ること」というのを、これまでの私はいまひとつ、理解していなかった。脳が3Dに対応できていなかったと思う。最近、編み物を始めたことによって、やっと脳が3Dに対応しつつある。そんな気がしている。

完成

ジョビー
ジョビー

比翼で大部分隠れちゃってるけど、真珠貝のボタンを付けたよ!

  • 生地: リバティプリント、タナローン「アレキサンダー・マーブル」Alexander Marble2m
  • 材料費: 7,460円
  • 型紙: 『永く楽しむシャツ』 DAWN-01
  • 制作日数:4日間(縫製11h21m)
  • 完成: 2025年3月23日

11時間かかって、リバティプリントのシャツが完成した。
シャツとしては私史上最長かもしれない……。

今回、生地とパターンのマッチングが実にうまくいった。
総柄は苦手なほうだが、淡い色のグラデーションで構成されているため、柄の主張が控えめなところがいい。
エレガントだけど、形はフェミニンに寄りすぎず、ちょうどいいバランスでまとまってうれしい!

今の気分にぴったりのシャツができた。

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